文化庁「日本遺産」に認定されました!
去った5月20日(月)に東京国立博物館において、沖縄県(浦添市・那覇市)のストーリー
「琉球王国時代から連綿と続く沖縄の伝統的な『琉球料理』と『泡盛』、そして『芸能』」
と、ストーリーを構成する文化財29件が文化庁の日本遺産に認定され、認定証交付式が行われま
した。交付式へは玉城デニー(たまき デニー:写真中央)沖縄県知事、知念覚(ちねん さとる:
写真左)那覇市副市長、嵩元盛兼(たけもとせいけん:写真右)本市教育長が参加しました。
「日本遺産」とは、地域の歴史的魅力や特色を有形・無形の様々な文化財で語るストーリーにし、
文化庁が認定してその魅力を広く発信するとともに、人材育成・伝承・環境整備の取り組みを効果
的に行い、地域のブランド化やアイディンティティの再確認を即するものです。従来の国の文化財
行政が「保護」から「活用」へと広がり、「日本遺産」は2015年から始まりました。本年度は72件
の申請があり、新たに16件が認定されて計83件になりました。沖縄県内の認定は今回が初めてです。
本市は14世紀からの「中山」の王都で、中国(明)との朝貢貿易(ちょうこうぼうえき)を始め、
海外交易の扉を開き大交易時代の拠点となるなど、琉球王国の礎を築いた歴史があります。また、
浦添城跡や王陵「浦添ようどれ」、組踊の創始者「玉城朝薫」(たまぐすく ちょうくん)の墓といっ
た多くの史跡と、「国立劇場おきなわ」での組踊の養成と実演、浦添市美術館では琉球王国が威信を
かけて制作した琉球漆器(県・市指定品45件あり)を専門に常設展示しています。こうした歴史と
文化財がストーリーに組み込まれ、沖縄県と那覇市と共に申請する運びとなりました。
認定されたストーリーを構成する文化財は、那覇市14件、浦添市10件、共同5件の計29件です。詳細
については、以下のPDFファイルと文化庁HPをご参照ください。本年はモノレール浦添延伸部の開通
やコミュニティーバスの運行など、那覇市とのアクセスや市内の移動環境も整います。多くの皆様に
「日本遺産」に親しんでいただき、その魅力を発信していきましょう!
02所在地の地図[PDF:1MB]02所在地の地図[PDF:1MB]