琉球ガラス平良さん、現代の名工に

11月11日、琉球ガラス村の生産部技術指導責任者でガラス吹工の平良恒雄さん(70)が2018年の「現代の名工」に選ばれました。

この表彰は、技能者の地位および技能水準の向上や気運を高めることを目的に厚生労働省が毎年行っているもので、極めて優れた技能を持ち、産業発展への寄与などを行った技能者に送られています。

平良さんは宮古島出身で、中学卒業後三線職人を志して沖縄本島へ渡りましたが、叔母の紹介で見学したガラス工房の職人の姿に「男らしくいい仕事だ」と感動し、ガラス職人の道へ。代表作は故郷の宮古島の海から着想した「深海シリーズ」など。特殊な技法を使用して制作され、奥行きのある青色が特徴の作品です。

現代の名工に選ばれた後も「職人を53年続けているが、自分の作品もまだ完成形というわけではない。いろんなアイディアや表現が浮かんでくるので、まだまだ進化していきますよ」と楽しそうに話します。

上原昭市長は「本市の工場から現代の名工として技術者が選ばれたことを大変喜ばしく思います。今後の活躍をさらに期待します」と話しました。

平良さんは「今後もこの賞に恥じないように技術を磨いていくとともに、後輩たちの目標となれるよう、ものづくりを突き詰めていきたいですね」と話しました。

03.jpg窯にガラスを入れて成形する平良さん.jpgガラスを成形する平良さん.jpg04.jpg深海シリーズの大皿と平良さん.jpg

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