エネルギーの循環システム構築へ。再生可能エネルギーの発電事業調印式

7月2日、糸満市役所で「糸満市浄化センターにおける再生可能エネルギー発電事業の基本協定調印式」が行われました。

この取り組みは、バイオガス(消化ガス)を活用した発電および廃熱活用事業で、糸満市浄化センターの下水処理工程で発生するバイオガスを燃料として発電し、電気を再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用して売電するものです。また、電力については糸満工業団地内の需要家へ供給するとともに、株式会社青い海の塩製造工程で有効活用することで糸満市におけるエネルギーの地産地消をしながら、環境負荷の低減を目指すもので、年間推定発電量は約90万kwh(一般家庭の250世帯分)を賄える見込みで、CO2削減量は約600トンが見込まれています。

導入設備のフロー-01.jpg

参加企業は株式会社オカノ、沖縄ガス株式会社、株式会社青い海、ヤンマー沖縄株式会社、株式会社沖縄ガスニューパワー、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社、ヤンマーエネルギーシステム株式会社の7社で、今後7社による合弁会社「いとまんバイオエナジー株式会社(仮称)」を設立し、2019年4月の商用運転開始を目指します。

上原昭市長は「本市は農業用地の再生水活用事業など、持続的な資源エネルギー活用のための取り組みを行っています。今回のガス・電気への転換が早期実現し、糸満市の新たな資源エネルギーシステムとして活用できることを期待しています」とあいさつしました。
7社を代表して株式会社オカノの與儀盛輝代表取締役社長は「本事業は浄化センターで発生する消化ガスを活用した、他には例を見ない取り組みとなります。責任を持ち本事業の運営を目指すとともに、品質の高い整備を提供してまいります」と話しました。

この取り組みについて詳しくは水道部工務課(☎840-8145)まで。

協定書に調印する.jpgエネルギー循環方法の説明.jpg記者会見の様子.jpg本市と協定を結んだ7社.jpg

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